紅葉の撮影テクニック!ホワイトバランス,露出設定,天気ライトアップでのコツは?

紅葉のシーズンとなり、
紅葉スポットに撮影に出かける方も多いと思います。

また、今年初めて一眼デビューしたという方も
いらっしゃるのでは？

初めてだとカメラ操作にも慣れてなくて、
うまく撮れないなんてこともあるかもしれませんね。

今回はそんな一眼デビューした初心者の方向けに、
簡単な紅葉撮影のテクニックやコツ、
ホワイトバランスや露出設定、
天気の違いやライトアップされたところでの撮影のポイント
などをまとめましたのでご紹介したいと思います。

紅葉の撮影テクニック ホワイトバランス・露出の設定は？

朝方、夕方は光の加減は刻々と変化していきます。

オートのままで撮影すると、どうしても色調が
似たり寄ったりな作品になってしまします。

それを防ぐために、ホワイトバランスを変更することで
作品の印象を変える事ができます。

ホワイトバランスを「晴天・太陽光」で撮影すると、
青味が強く出て、静けさを感じられる印象になります。
朝・夕方の時間帯の雰囲気を伝えるにはこの設定で。

逆に「曇天・日陰」に設定して撮影すると、
紅葉の色味をより強調して、見た目に鮮やかな作品に仕上げることが出来ます。

日中の時間帯に撮影したり、紅葉の葉や森の色とりどりの木々を中心にして
撮影したいならこの設定で。

露出も写真の印象を決める大事な設定の一つです。

例えば晴れた空と紅葉を一緒に撮影すると、
紅葉が実際の見た目よりも暗く写ってしまう事があります。

これは、紅葉の部分が露出不足となっているからで、
露出補正を＋に調整すると見た目に近い写真に仕上げることが出来ます。

ただ、そうすると今度は空が白く飛んでしまうことになります。

なので、紅葉の色どりがしっかり出ているか、
空の色も飛んでいないかなどを考慮して調整します。

もちろんハイキーだから、ローキーだからいけないというわけではなく、
ご自身の作品テーマによって露出を決められたら良いと思います。

紅葉の撮影テクニック 天気の違いによるコツは？

天気・天候によっても写真の雰囲気は変わります。

晴天時は青い空や色鮮やかな葉を
また池や湖など水面に映る紅葉も鮮明に撮影できます。

光が強いので、光と影の明暗を利用することも出来ます。

晴天の空を入れて撮影する場合は、順光で撮影すると
紅葉を色味を殺さずに撮影できます。
(撮影者が太陽を背にして被写体の正面に光が当たることが順光。)

曇天・雨天は強い光が望めないので
撮影に不向き・・・かといえば、そんなことはありません。

光がフラットに優しく当たるので
紅葉した葉色を忠実に撮影できます。

また雨は葉の汚れを洗い流してくれますし、
しっとりと落ち着いた潤いのある写真にすることが出来ます。

ただ、曇天・雨天の空は目立ちます。
空を入れないで撮影するのがポイントです。

紅葉の撮影テクニック ライトアップでは？

紅葉のライトアップは大変美しいですよね。

このライトアップされた紅葉を撮影する時の
ポイントは何でしょうか？

やはり一番注意しなければならないことは、手ブレ。

これは、三脚があれば安定して撮影することが出来ます。

ただ、場所によっては三脚使用が禁止されているところもあります。
その場合は一脚を使うようにしましょう。

更にカメラの設定は、絞り優先(A・AV)モードにします。
ISO感度は高めに設定します。

値はご自身のカメラ特性や、合わせるレンズにもよりますので
一概には言えません。

ストロボを使うのも手ですが、
対象まで離れている時は光が届きませんし
光が当たっても白く飛んでしまい、紅葉の色をうまく捉えるのは
難しいでしょう。

初心者の方は、日没直後のまだ少し薄明るいくらいの時の
ライトアップを狙うと撮りやすいと思います。

紅葉のライトアップの撮影は非常に難しいので
何度も試行錯誤を繰り返しながら理想の写真を撮れるように
していくしかないようです。

まとめ

今回は初心者の方向けに、紅葉の撮影テクニックを
簡単にご紹介しました。

まだまだ撮影テクニックは色々とありますので
また機会がありましたら、記事をアップしたいと思います。