富士山が山開きとなり登山シーズンになると
多くの家族連れが登山にやってきます。
ただ、その中には準備や装備をしっかりとしないで
気軽に来てしまう人もいます。
さらに爆弾ツアーなどかなり強行なスケジュールで
登頂をしようという人もいます。
これは、とても危険なことです。
子供連れで富士山登頂を目指すご家庭は、
かなりの準備と注意が必要です。
というわけで今回は、子供連れで富士登山を行う場合の注意点、
特に高山病対策についてご紹介します。
富士登山は事前準備が重要
富士登山には事前の準備が必要です。
大人であっても子供であっても、富士登山をするのでしたら、
健康管理をしっかりとして、体調の良いときに、
登山に来るようにしたほうがいいのです。
そのため登頂を考えたら、寝不足にならないように
数日前から体調と整えておくことが必要です。
5合目まで来ても直ぐに登らないで
富士山の五合目まで車で来た場合、
すぐに登山を始めないことが必要です。
五合目でも平地とくらべて空気はずいぶん薄いので、
そこで1時間から2時間くらいはゆっくりと過ごすことが必要です。
そこである程度体を慣らしておくということも
高山病対策としてはとても大切なことです。
ゆっくりペースでスタート
いよいよスタートします。
子供はうれしくてペースを急いでしまいますが、
まずはゆっくりとしたスタートをしましょう。
ペースを守って、休憩を入れながら
ゆっくり上っていくことが重要です。
そしてなによりも必要なのは、
体調がすぐれないと判断したらすぐに下山するということです。
子供は気温変化に敏感
子供は大人と違って体力がないですし、
気温の変化で体調を崩しやすいです。
いくら元気で走り回っているから、
うちの子に限って問題はないという人もいますが、それは違います。
真夏の時期であっても頂上に近くなると、
気温がマイナスにもなったりします。
ですから服装には十分気を付けなくてはなりません。
五合目、六合目くらいであれば、半そででも問題がないですが、
日陰にはいると急に寒くなったり、
突然雲ができてきて雨が降り出してしまうということも決して珍しくはないのです。
雨が降ることで体が濡れて体調が狂ってしまうこともあります。
ですから常に、天候の変化に順応できる服装をしていないと体が冷えてしまいます。
子供の脱水症状にも注意
元気そうにみえても脱水症になる危険性は常にあります。
ゆっくり歩く、無理はしない、
少しでも顔色が変わったら休ませるなどが必要です。
それは六合目以上になってくると酸素が薄くなってきますから、
子供の負担も相当きつくなります。
ですから、少しでも苦しそうになったり、頭痛などを訴えるようになったら
高山病になっている危険性があります。
そうなる前に高山病対策をしたほうがいいです。
水分を取りながら、体を冷やさないことを心がけるようにしましょう。
せっかくの富士山登山で、
夏休みしか挑戦できないからと無理をすることが、
高山病になるリスクを上げることになってしまいます。
少しでも異変を感じたら下山する勇気を持ちましょう。
まとめ
今回は子供連れでの富士登山の高山病対策についてご紹介しました。
小さなお子様程気温や環境に影響を受けやすいですから
どうぞ無理せず、富士登山を楽しんで下さいね!
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