管理人のホリウチです。
2018年は何がヒットしたか
覚えていますか?
商品、家電、曲、映画など
売れたモノ、ウケたモノが何だったのか
覚えていますか?
ちょっと立ち止まって
振り返ってみましょう。
そして、
何故、売れたのか?
何故ウケたのか?
知りたくないですか?
実は調べてみると
今年のヒット商品には
ある法則が隠されていたんです。
今回は2018年の
ヒット商品、家電、曲、映画などを
管理人ホリウチの独断と偏見で
ヒットした理由を探りたいと思います。
2018年のヒット商品ベスト30は何?
まずは日経トレンディが発表した
「2018年ヒット商品ベスト30」
を元に2018年の売れた商品や家電を
ご紹介しましょう。
1位:安室奈美恵
→今年9月の引退までに
音楽&映像作品のリリース、
ツアーを行いました。
昨年11月に発売されたベストアルバム
「Finally」は237万枚超え、
今年発売されたライブ映像ソフトは
発売1ヶ月で170万枚突破しました。
企業とのコラボキャンペーンだけでなく、
ファンによる新聞広告掲載など
日本中が安室奈美恵の引退で湧きました。
2位:ドライブレコーダー
→TVでのあおり運転の報道もあり、
ドライブレコーダーの販売数が
前年の2倍になりました。
今後一般車両のドラレコ装着義務化が
検討されており、さらなる売上増が
考えられます。
3位:ペットボトルコーヒー
→缶コーヒーより大きな
ペットボトルタイプのコーヒーが
各社から販売されました。
ドリンクメーカーによる
コンビニコーヒー対策となりました。
4位:ZOZO
→ZOZOスーツが発表されたのが
2017年11月。
その後オーダーメイドブランドZOZO、
おまかせ便などの開始されて
高い経済効果が出ました。
社長の行動も注目されましたね。
5位:グーグルホーム&アマゾンエコー
いよいよ日本でも発売されて
2018年に盛り上がり始めたのが
スマートスピーカーです。
今後他社からも発売、他商品への展開が
期待される市場です。
6位:漫画 君たちはどう生きるか
→1937年の発売から80年以上経ち、
リバイバルヒットとなりました。
小説版は50万部以上、
漫画版は200万部以上の大ヒットと
なりました。
7位:aibo
→1999年に発売したペットロボット
ソニーaiboが今年復活して6代目が
発売されました。
半年で2万台(匹?)もの台数が
販売されました。
8位:ケーブル バイト
→ケーブルバイトは断線を防止するカバー。
可愛いデザインでたちまち人気となり、
今年に入ってから500万個以上売れ
大ヒットとなりました。
9位:本麒麟
→赤い缶が印象的なビール。
今年3月に発売されてから
年間1000万ケースの出荷見込みと
大ヒットになりました。
10位:NONIO
→NONIOはライオンのマウスウォッシュ。
機能を押し出さずイメージ先行での
訴求がウケて計画の1.7倍売れました。
11位:名探偵コナン ゼロの執行人
→毎年公開されるコナン映画は興行収入は
右肩上がり。
今年も87億円を突破しました。
期間限定営業の名探偵コナンカフェでは
20万人以上が来店。
グッズも軒並み在庫切れとなるなど根強い
人気アニメに成長しました。
12位:L.O.L. サプライズ!
→女児向けのサプライズトイで、
カプセルに入った人形が数種類販売
されています。
いわゆるガチャ的オモチャですね。
販売するタカラトミーの
YouTube動画を使った紹介に加えて、
YouTuberがL.O.L. サプライズ!を
取り上げたことで話題になり、
3ヶ月で100万個出荷されました。
13位:無糖・強炭酸水
→今まではアルココールを
割るためだけに使われていた無糖炭酸水。
今年はそれを直飲みするのがウケ、
合計2500万ケース出荷の市場を
開拓しました。
14位:コウペンちゃん
→2017年4月に誕生した、
何でも肯定してくれる肯定ペンギンの
キャラクター。
LINEスタンプやグッズ販売などで
2018年には50億円の市場規模に
成長しました。
15位:東京ミッドタウン日比谷
→GINZA SIXの1/4ほどの店舗数で
ありながら、オープンから僅か半年で
来場者数1200万人を突破。
大型シネコンと60店舗程の建物が
日比谷エリアを商業エリアに変えました。
16位:チョコミント
→この夏の猛暑の影響で、
清涼感のあるチョコミントが
市民権を得ました。
各社からチョコミント味の商品が発売。
特に赤城乳業のチョコミントは
前年比140%の売り上げを記録しました。
17位:明治エッセル スーパーカップ スイーツ
→ケーキ風アイスのスーパカップスイーツ。
2016年発売から販売好調で、
このシリーズ合計では45億円、
スーパーカップブランド全体でも
2桁増の伸びを記録しました。
18位:エプソン チームラボ ボーダレス
→お台場のデジタルアートミュージアム。
今年6月のオープンから3ヶ月で
来場者数50万人の突破。
年内には100万人に迫るほどで、
事前チケットは完売が続くほどの人気と
なりました。
19位:お椀で食べるカップヌードル
→今まであったミニサイズカップ麺を
お椀で食べるという訴求にすることで
市場を開拓。
このシリーズ全体で4000万食の出荷を
記録しました。
20位:肩掛けスピーカー
→昨年10月ソニーから発売された
小型のスピーカー。
自宅のスピーカーで大音量で流したい、
イヤホンで耳を塞がれたくない
そんなニーズを捉えて人気沸騰。
海外メーカーからも類似商品が
発売されました。
21位:プリントス
→スマホで撮影した写真をフィルムに
印刷出来るアナログプリンター。
デジタルの写真をアナログで残す、
そこに写真女子がハマり大ヒットに。
累計出荷台数は予想を大幅に上回る
30万台を突破してなお品薄の状態が
続いています。
22位:タピオカミルクティー
→台湾ブームでタピオカが
今年再びトレンドに。
タピオカドリンクの様々な店舗が
オープンしました。
数種類のバリエーション、
カスタマイズ性、オシャレ、
SNS映えするなどの理由から
女性を中心に人気となりました。
23位:PUBG・荒野行動
→生き残りを懸けて戦う
バトルロイヤルゲーム。
PCゲームの「PUBG」が大ヒット、
その後スマホゲームの「荒野行動」で
このゲーム分野が社会現象になりました。
24位:ポケトーク
→自動翻訳機のポケトーク。
複数の翻訳エンジンをネット経由で
利用するタイプで、海外でも専用SIMで
利用できるのがポイント。
昨年12月の発売と共に完売。
翻訳だけでなく正しい発音を学ぶために
利用する人も取り込み、
大ヒットになりました。
25位:乃木坂46写真集
→今や飛ぶ鳥を落とす勢いの乃木坂46。
今年6月に発売された「乃木撮」が
4ヶ月で31万部突破、
メンバーソロの写真集でも異例の
販売部数となるなど、写真集としては
異例のヒットとなりました。
26位:サバ缶
→健康効果、美容効果がテレビで
話題となり鯖缶が今年ヒットに。
特にマルハニチロの「月花さば水煮」は
前年比219%、年間売り上げ15億円の
大ヒット商品になりました。
これを受けて他社でも鯖缶商品が
販売されました。
27位:花椒
→今年の夏の暑さを受け、
辛いを超えて痺れる刺激を求める人が
急増。
痺れる辛さの基となる調味料「花椒」を
使った料理がウケて、
花椒も前年同期比1.5倍になる伸びを
記録しました。
28位:カシヤマ・ザ・スマートテーラー
→オーダースーツブランドの
KASHIYAMA the Smart Tailor。
出張採寸や自宅への直接配送などで
短期間納期が実現。
年間5万3000着もの販売見込みで、
オーダースーツの垣根を低くしました。
29位:スタディプランナー
→勉強記録ノートのスタディプランナー。
韓国で流行していたものを
いろは出版が日本で商品展開してヒット、
その後各社が追随しました。
デコれて、映えるものがウケたようです。
30位:カメラを止めるな!
→今年6月、僅か2館上映から
異例の大ヒットとなった
インディーズ映画。
口コミが口コミを呼び、累計上映340館、
興行収入28億円を記録しました。
いかがでしょうか?
皆さん知っているもの、
これ本当にヒットしたの?
というものまで様々でしたね。
それ以外にも2018年は
このようなものがヒット、話題に
なりました。
DA PUMP「U.S.A.」
今年6月に発売された「U.S.A.」が
ダサかっこいいで大ヒット。
おっさんずラブ
テレビ朝日の深夜ドラマ。
見逃し配信も121万回以上、
Twitterトレンドでも世界1位、
その後のおっさんずラブ展も
前売りチケット完売など
熱狂的なファンが生まれました。
劇場版コード・ブルー
ードクターヘリ緊急救命ー
今年の日本の興行収入トップ映画は
この劇場版コード・ブルーです。
名探偵コナンを超えて91億円超と
なりました。
新幹線変形ロボ シンカリオン
今年1月から放映開始したプラレールの
変形ロボアニメ。
エヴァとのコラボも話題になりました。
平昌オリンピック
今年2月に開催。
羽生結弦の66年ぶりの連覇達成、
カーリング女子も銅メダル獲得。
もぐもぐタイムも話題に。
サッカー日本代表ベスト16
FIFAワールドカップ ロシア大会で
日本が快進撃。
西野監督率いる「おっさんジャパン」が
活躍しました。
金足農業
秋田県立金足農業高等学校の
甲子園での活躍が話題に。
吉田輝星選手の侍ポーズも注目に。
大坂なおみ
日本人で初めてグランドスラムを
制覇したテニスプレーヤー。
CMでも登場して話題に。
スズキ ジムニー
20年ぶりのフルモデルチェンジをした
ジムニー。
待ちに待った新型に、
納車1年待ちになるほどの大ヒット。
Tik Tok
中国初の動画共有サービス。
15秒の動画が受けて10代を中心に
ブレイクしました。
昨年夏の日本上陸から1年で利用者数は
3倍近くに伸びて急成長しました。
ヒット商品から見えてきた意外な事実とは?
私ホリウチは、
ヒットには2つの種類があると
考えています。
一つは
①一瞬でパッと話題になったヒット
もう一つは
②それまでジワジワ来ていて今年
花開いたヒット。
①は爆発的な威力で一気に頂点に行くが
すぐブームが去り消えることもある
タイプ。(一般化する場合もあり)
②は瞬発力が無く一発の強さも
それほどではないが
一度ヒットしたら息長く売れ続ける
タイプ。
どちらが良いどちらが悪い
という訳ではなく、
どちらも顧客やファンの心を掴むことが
出来たと言う意味で
非常に大事なポイントだと思います。
なぜなら大半の商品やサービスは
ヒットもせずに消えていくから。
では上記のヒット商品30個を
①と②に文類して、
それぞれヒットの共通点を
探ってみましょう。
①パッとヒットの共通点は?
それではまずは、
パッと話題になり一気にヒットした
商品を見てみましょう。
- グーグルホーム&アマゾンエコー
- ケーブル バイト
- 本麒麟
- NONIO
- L.O.L. サプライズ!
- 無糖・強炭酸水
- コウペンちゃん
- 東京ミッドタウン日比谷
- エプソン チームラボ ボーダレス
- 肩掛けスピーカー
- プリントス
- タピオカミルクティー
- PUBG・荒野行動
- ポケトーク
- 花椒
- カシヤマ・ザ・スマートテーラー
①グループを見ていると、
販売する企業が告知を大々的に行って、
認知度を上げることによって
ヒットに繋がっているのが分かります。
個人がありませんよね、
大企業の商品がほとんどです。
ヒットさせる流れは以下の通りです。
広告やCMの大量投入で
消費者との接触頻度を増やす。
なんかこのCMよく見るな〜
という状況を作る
↓
CM観た人の記憶に残すため
インパクトのあるものにする
↓
記憶に残っているため
店頭でその商品を見た時に、
「あっ、あの商品」
と反応する
↓
気になって購入する
このような流れになります。
近年は上記に加えて、
その商品を試してみて
消費者が良い商品だと感じたら、
SNSなどでシェアされて拡散、
ますますヒットに繋がる
という「シェア」の流れも
加わるようになりました。
この好循環サイクルに
乗ることが出来れば、その後も
間違いなく売れ続けることが出来ます。
②ジワジワヒットの共通点は?
続いて数年かけてジワジワ盛り上がり
今年ヒットしたものをピックアップして
みましょう。
- 安室奈美恵
- ドライブレコーダー
- ペットボトルコーヒー
- ZOZO
- 漫画 君たちはどう生きるか
- aibo
- 名探偵コナン ゼロの執行人
- チョコミント
- 明治エッセル スーパーカップ スイーツ
- お椀で食べるカップヌードル
- 乃木坂46写真集
- サバ缶
- スタディプランナー
- カメラを止めるな!
②に関しては何故ヒットしたのか
一概には言えません。
ただ多くに共通しているのは、
「その商品のファン」が自ら動いて
商品の良さをアピールしている。
と言うことじゃないでしょうか。
- 安室奈美恵
- 乃木坂46
- カメラを止めるな!
など、熱狂的なファンがいるから
これだけのヒットになっていますよね。
特に安室さんのファンは凄くて、
クラウドファンディングで資金を集めて
新聞に全面広告を出して
安室さんへ感謝の気持ちを表しましたよね。
会社の営業マンや広報の人達と
同じくらいの事をファンの人達が
やってのけるわけです。
ファン自らが好循環サイクルを
作っているんです。
コレは本当に凄いことです。
それと当たり前ですが、
良い商品であることが大前提ですね。
- ペットボトルコーヒー
- 漫画 君たちはどう生きるか
- 明治エッセル スーパーカップ スイーツ
- お椀で食べるカップヌードル
など、
良い商品を違う見せ方、
違う切り口で提案して売れた
という部分もあります。
ヒットを超えて売れ続けるには?
ヒット商品に限らず、
売れ続けている商品の特徴が
一つあります。
それは、
変わっていないようでいて
実は時代の変化によって少しずつ
調整しながら変えていっている。
ということ。
ずっとテレビに出続けている芸能人が
分かりやすいのですが、
その時代や視聴者の好みの変化などに
合わせて見た目や喋り方を
変えていってるんですね。
周りに迎合するなんて嫌だ!
俺のやり方を貫くんだ!
というやり方だと、
その人に合う時代が来るまでは
ずっとウケないし、
その時代が過ぎたらまたウケない
となってしまいます。
お客様に受け入れられない=ウケない
という事なので、
ずっと売れて続けている人達は
軸をぶらさずに表側を変えせることで
時代に合わせて受け入れられるように
変化しているのです。
逆の言い方をすれば、
売れ続けている人は
時代の変化を敏感に感じ取っている
とも言えますね。
2018年ヒット商品考察のまとめ
今回は2018年ヒット商品を
振り返りながら、
ヒット理由なども考察してみました。
皆さんは今年のヒット商品を見て
何を感じましたか?
そして
2019年は何がヒットするんですかね〜。
気になりますよね。
次の記事では、
2019年のヒット商品を探ってみたいと
思います。
http://xn--t8j3bz04s1gf8vbz20d.com/hit-ranking2019/
コメント
[…] 2018年のヒット商品や家電、曲、映画は何?売れた理由はコレだ […]
[…] 2018年のヒット商品や家電、曲、映画は何?売れた理由はコレだ […]