皆さんは初盆って何のことかご存知ですか?
また、初盆のお供え物のマナーってどんなことがあるのかご存知ですか?
今回はちょっと分かりにくい、
初盆の意味やお供え物などのマナーについて
調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
初盆って何?何時?
初盆とは、
故人の四十九日が済んだ後に、初めて迎えるお盆の事です。
お盆の時期は地域によって差があり、
7月または8月の13日から4日間行われます。
49日を迎える前にお盆を迎えた時には、
翌年のお盆を初めてのお盆とします。
初盆は、故人が仏になって初めての里帰りをする時なので、
特に手厚く供養をします。
お供え物のマナーは?
初盆を迎えるにあたり、お供え物を用意します。
一般的にはそこまで厳しい決まりごとはありませんが、
失礼のないように準備をします。
以前は盆提灯や、ろうそく、線香を持参する事が多かったのですが、
最近では多少変化しています。
特に最近、仏式に用いられる事が多いのは
お菓子や果物、飲み物などです。
基本的には故人の好んだものをお供えする形で良いですが、
お盆の時期には殺生をしてはいけないと言われていますので、
お肉や魚を用意するのは避けるようにしましょう。
神式では清酒などを持参する事もありますが、
神式の場合はお線香を焚いて供養すると言った習慣はありません。
香典の相場やマナーは?
飲食物の他にも、
お金(香典)をお供えする場合もあります。
金額の相場は初盆の場合は1万円となっており、
お金を入れる袋の表書きには“御仏前”や“御佛前”、“御供え物料”と書き、
仏壇に供えましょう。
お金を包む場合のほとんどが初盆で、
それ以降はお菓子などをお供えする事が多いようです。
お供え物の選び方は?
実際に持って行くときには、
法要が終わった後、親戚や子供たちに均等に分けて
お下がりとして持って帰ることも多いので、
この際に分けやすいように個別に包装してある
焼き菓子やのりなどが喜ばれます。
また選ぶ基準としては、日持ちがするもので、
あまり好き嫌いなく食べられるものが良いでしょう。
熨斗はどうする?
次にお供え物に飲食物を用意する場合の熨斗ですが、
関東と関西で異なった水引きを使用します。
関東では黒白の水引きを使用しますが、
関西では初盆以降は黄白の水引きを使用します。
しかし、関西でもお葬式は黒白の水引きを使用しますし、
これに習って初盆にも黒白の水引きを使用する事もあります。
表書きには“御供”という文字と共に名前を書きましょう。
この時に薄墨で書く人もいます。
薄墨とは、
悲しみの涙で墨が薄くなってしまうという意味を持っていて、お葬式でも使用されます。
しかし、お盆のお供えに関しては
普通の墨で書かれていても問題ありません。
そして、熨斗を付ける際には
誰からの物か分かるように、外熨斗にするのがマナーです。
まとめ
こんかいは、初盆の意味やお供え物などのマナーなどについてご紹介しました。
お盆の決まり事は地域のよって様々です。
用意をする際にしっかりと確認してから準備するようにしましょう。
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