遂に日本でも犯罪予測システムが
京都府警に初導入することが決まりました。
ネット界隈ではアニメ「PSYCHO-PASS(サイコパス)」に登場する
人々の犯罪係数を計測して犯罪抑止するシステムである
「シビュラシステム」のようだと騒がれています。
実際はどうなんでしょうか?
というわけでこの記事では、京都府警が全国初導入する
犯罪予測システムについて調べてみましたので
情報をシェアしたいと思います。
①京都府警が導入する犯罪予測システムとは何?
⇨システムの概要についてご紹介します。
②実際の効果はどの程度なの?
⇨すでに導入を進めているアメリカの例をご紹介します。
③他の都道府県にも導入される?
⇨これからさらに導入されるんでしょうか?
京都府警が導入する犯罪予測システムとは何?
アニメ「PSYCHO-PASS(サイコパス)」の「シビュラシステム」は、
各人の心理状態や性格傾向などを数値化して
犯罪係数を割り出すようなものでした。
ネットでは早速盛り上がっていますね。
ほんとにPSYCHO-PASSみたいな世界がくるのかな…
犯罪予測システム:京都府警、全国初の導入へ – 毎日新聞 https://t.co/6RBrNN9upK— 絢織 (@Ayaori21) 2016, 2月 10
「予測型犯罪防御システム」、日本にも導入されるんですね。
「携帯型心理診断鎮圧執行システム」もいずれは…<犯罪予測システム>京都府警、全国初の導入へ(毎日新聞) – Yahoo!ニュース https://t.co/KkFNQFRPeb #Yahooニュース #pp_anime
— 公共機甲✿PP分析室 (@kokyokikou) 2016, 2月 10
モロ、シビュラシステムだ…しかもエリアストレスも予測できるとは… #pp_anime ◆ 犯罪予測システム:京都府警、全国初の導入へ – 毎日新聞 https://t.co/VbpUQyz7tA
— ジョニー・タカ (@johnnytaka1962) 2016, 2月 10
実際に今年導入される犯罪予測システムは
シビュラシステムまでの能力はないようです。
2016年10月に京都府警に導入される
犯罪予測システム(予測型犯罪防御システム)は、
過去10年間の統計や犯罪発生傾向を科学的に分析した犯罪理論などを
組み合わせて分析、
新たに事件発生の可能性が高い地域や時間帯を予測するというシステム。
ビッグデータを活用して犯罪抑止につなげようというもののようです。
おそらく過去犯罪を犯した人のデータなどは活用されるでしょうが、
一般人の個人情報までが使われることはないんじゃないかと思います。
ちなみにアメリカでは犯罪予測システムの導入が既に進んでいます。
アメリカで導入が進んでいるシステムは
モラー博士らが開発した「PredPol」というWEBベースのサービス。
このPredPolは、
- 車上荒らし
- 住居侵入による強盗
- 自動車窃盗
- 銃やナイフを使った犯罪
- 暴行
これらの犯罪がどこで発生するかを地図上で表示されるというものです。
(英語です)
京都府警は民間企業と開発を進めているそうなので、
このアメリカのPredPolとは違った日本オリジナルの
システムとなりそうです。
(日立データ・システムズも同様のシステムを開発した模様。)
実際の効果はどの程度なの?
では犯罪予測システムは本当に効果があるのでしょうか?
実際にPredPolを導入したサンタクルーズ市では2011年に導入し、
翌年2012年の犯罪発生件数は前年比6%減、
2013年の犯罪発生件数は前年比11%減と大きな成果を上げています。
元々、京都府の犯罪認知件数は減少傾向にあるので
システムを導入することで更に大幅に犯罪が減る可能性もあります。
今まではベテランの刑事の勘に頼っていたものが、
コンピュータのサポートを加えることで
死角がなくなるというのが大きいと思います。
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他の都道府県にも導入される?
今回京都府警に導入されるシステムは開発費が6500万円と
言われています。
簡単に出せる費用ではないため、なかなか地方の警察で導入するのは
ハードルが高いんじゃないでしょうか。
逆に東京、名古屋、大阪、福岡などの大都市圏の警察であれば
十分に元は取れる気はしますので、
これから少しずつシステムが導入、稼働し始めるんじゃないかと予想します。
・・・実は東京では既にもっと凄いモノが導入されてたりして。。。
まとめ
今回は京都府警が導入する犯罪予測システムについてご紹介しました。
これで犯罪は少なくなるんでしょうか。
注目していきましょう。
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